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エコミュージアム とは?

 エコミュージアムとは、1960年代後半にフランスの博物館学者アンリ・リビエールが構想した博物館の新しい概念で、地方の民族文化の見直しや地方分権の政策と関連しながらフランス各地に広がっていきました。 地域特有の自然、文化、歴史の保護育成、継承を、その担い手である地域住民の生活と「共棲」させることがテーマになっています。 80年代からヨーロッパ中心に広まり始め、特にフランスやドイツにその先進事例が見られます。その企画運営には、地理的、歴史的、文化的に密接な地域が共同で圏域をつくっています。

 エコミュージアムの「エコ」とは、第一に「エコロジー(生態学)」の「エコ」であり、地域の自然を保護、育成していくことと、先祖達が作り上げた歴史、文化を護り、それを継承していくことを指します。第2に、「地域住民の生活との共棲」を実現させるため、そのエコロジー活動を「地域経済の活性化」と結びつけようとする「エコノミカル」の「エコ」でもあります。

 このように自然や遺跡だけではなく、住民生活に根ざした文化なども含め、訪れる人々に体験してもらおうという取り組みは「自然博物園」とも訳されています。

エコミュージアム の全体像

 エコミュージアムとは、圏域全体をひとつの自然系・人文系博物館(例えば科学館、美術館、アトリエ、音楽ホール、図書館などの文化・産業施設)に見立て、地域に分散した自然、歴史、産業、文化、のあるがままを、これまでのような中心的な施設をつくらず、博物館の展示物のように利用者に活用できる指導をしながら公開していく、というものです。

 構造的には、次の3つから成っています。

     
1.

中核機能(施設) コア(中心・軸のこと) 地域資源の調査研究。情報収集・発信。教育・啓発などの機能を持つ。博物園巡りはまずここから、という総合案内所の役割を持つ。

※コアには、地域全体のインフォメーション、資源調査収穫保存機能、運営・管理機能、展示・情報提供機能などもある。
 

2. 地域展示物 サテライト(衛星という意味。中核施設を太陽とすれば、周りを廻る衛星に例えられる)分散する地域資源・展示物を指す。山や川などの自然系、酒蔵や農家などの産業系、遺構、遺跡などの歴史系がある。古来からの祭りを継承する集落全体を指す場合もある。
 
3. 発見の小径(こみち) ディスカバリートレイル 展示物同士をつなぐ散策路。将来の回廊づくりの基本となり、広い意味での従来の周遊ルートも含む。

 

 
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