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15年度 2月号

雪の森へ  秋山恵生


 1月25日に、国立妙高少年自然の家にて「妙高の自然に親しむ会」の会員家族を対象に、「スノーシューで冬の森探検」というプログラムの指導をさせて頂きました。スノーシューというのは、簡単にいうと西洋版のかんじきのことで、これを履いて雪の森を散策するのです。 当日は降雪のため、野生動物の足跡をみつけることは出来ませんでしたが、天然のつるのブランコで遊んだり、ふかふかの新雪に、大の字でバタンと後ろ向きに倒れて、手足を雪面 にこすり付けて作るスノーエンジェルなどを楽しみました。
 現在、2年間の活動の総まとめとして2つのトレッキングマップを作成中ですが、その中に雪の森を楽しめるエリアも落とし込む予定にしています。 足跡ひとつない、無垢な新雪におおわれた静寂の森は、癒しのフィールドでもあります。妙高高原のビジターセンターや、国立妙高少年自然の家などには、スノーシューや歩くスキーのレンタルが揃っていますので、これらを利用して、ぜひ雪の森へ遊びに出かけてみてください。

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新井宿の案内人制度 麻生由季


 新井宿わいわい会は、今まで全10回のワークショップを重ね、新井宿の良いところを様々な角度から見てきました。今後、一般 の方にも新井を紹介するきっかけをつくろうと、案内人制度を立ち上げることになりました。そこで、1月10日に、長野県の小諸宿と須坂市に見学に行き、実際に案内人として活躍されている方に町を案内していただきました。歩きながら分かりやすい言葉で誰かに説明することは、とても難しいことだと知りました。また須坂のお休み処は今後の新井のお休み処の参考になりました。これから勉強会を重ね、制度を立ち上げます。歴史以外に民俗・自然・商業・文化・建物などなど、多岐に亘って勉強していきたいと考えています。ご興味のある方は是非ご参加してください。

新井宿お休み処
 現在お休み処では「街祭」のメモリアル展が開かれています。どなたでも気軽に立ち寄ることができますので、是非覗いて見て下さい。

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地域とふれあう活動を  小川憲一


 クリエーターとして二回目の雪の季節を迎えました。関西の都心部での降雪は年に5〜6回、積雪も3〜5センチと薄雪は景色を整え見る者に感動を与える「あこがれの雪」です。私が毎月滞在する斑尾高原はスキー場がある多雪地で、冬期間は朝な夕な雪ばかりで峠を越えて現地に入るには慣れない私には「恐怖の雪」が実感です。それでも活動を支えていただく顔なじみの暖かい皆さんに会えるノ新しい感動をもって通 う毎月です。
 今月の28日には斑尾高原「山の家」で「木工クラフト講座」を地域の皆さんと共に開催しました。木の小枝や木切れを使ってのブローチやアクセサリー作りです。ここ斑尾のペンションには一年を通 じてスキーやリゾートのお客さんが来られます。ペンションのオーナーさんも泊めるだけでなく、自然を案内したり、各種のイベントをしてお客さんのニーズにあわせて何でも対応できることが必要になりました。そこで、豊かな自然の材料を利用してお客さんと一緒に作れる、木工クラフトに取組んでいただきました。宿泊のわずかな時間を利用してオーナーと共に作った自作の「おみやげ」が斑尾の思い出としてお持ち帰りいただけるのは、今春からのお楽しみ・・・
 今はお金さえ出せば、何でも手に入る時代ですが この地で自分にしか出来ない小さな「物づくり」が新たな感動を呼ぶようにも思えます。無から有を生み出す楽しみを、この地域から情報発信し続けたい!! そんな熱い想いで、何でも有りのアイテムを共有していきたいものです。

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冬の妙高高原 谷中優


 1月10日、11日、12日の3日間、取材で妙高高原を訪れた。12月後半の妙高よりも積雪が進んでおり、凍てつく風は、さすがに厳冬を感じさせる。いもり池も一面 の雪で、12月に少し見えた水面も跡形もない。そして残念なことに、虫の音はおろか、鳥のさえずりもほとんど出くわさず、収音に苦労した。時々からすは鳴いていたが、カラスを積極的に録音する気にはなれなかった。3日間のデータを持ち帰り、以前のデータと合わせて編集作業を行っている。

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世界チャンピオンを目指す男 ツルシカズヒコ


 『1月16日から21日まで新井頸南地域に滞在しました。
 17日は地元在住のスタッフの方々と、『妙高博物園新聞』5号(3月発行)の編集会議、および親睦会を開きました。号を重ねるごとに編集会議での発言が活発になり、『妙高博物園新聞』の成功間違いなしの手応えを感じました。親睦会でも公的機関が発行する媒体としては、ど肝を抜くような企画がポンポンと提案され(いつか実現させます)、有意義なひと時を過ごさせていただきました。スタッフのみなさんに感謝します。
 18日は中郷村在住の古川哲也さんにインタビューをさせていただきました。古川さんは空手の選手です。形の部で大学選手権優勝、国体優勝、全日本選手権準優勝という経歴を持つ、トップアースリートです。年齢はまだ30歳。今年の目標は世界選手権に出場し、優勝することだそうです。実現したらすごいことです。
 20日は中郷総合体育館で開かれていた、古川さん主催の空手教室を取材させていただきました。世界のトップクラスの空手選手である古川さんの実技は、惚れ惚れするほど美しく、力強かった。裸の上半身は筋肉隆々でした。
 2月にはワタナベ・コウと一緒に、板倉町に行き「そば学校」を体験取材させてもらう予定です。

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雪の結晶観察  吉谷昭憲


 1月17日と18日は妙高高原町の池の平に滞在して、室内で中郷村と妙高高原町用の写 真パネルのコメント作成を行いました。そして仕事の合間をぬ って、雪の結晶の写真撮影を試みました。しかし、粉雪中心で結晶の粒が小さく、きれいな6角のものはなかなか見つかりませんでした。同月23日と24日に、再び同じ事を繰り返しました。今度は、比較的良好な結晶の写 真が撮れました。それで、新しい試みとして、用意しておいたラミネートを施した折り紙を背景に撮影してみましたが、これまでにないカラフルな雪の結晶の写 真ができあがりました。これは、たとえば「雪の結晶観察会」という名目で人を集うときに、パンフレットに使用すれば人目を引くこと間違いなしで、強力な呼び込み手段になると思います。まだ空想の段階ではありますが、参加者に虫眼鏡とラミネートした折り紙数枚を渡し、”美しい雪の結晶探しコンテスト”というようなもって行き方をすれば、盛り上がるはずです。そして、参加者が発見した自慢の結晶をデジカメで撮影してあげて、その場でプリントしてお土産にお持ち帰りいただければ、喜ばれること請け合いです。他の催し物と組み合わせることができれば、雪国ならではの楽しいツアーができるのではないでしょうか。どうぞ、ご検討ください。

 

 

 

 
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